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南アフリカの取り組み
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国太楼と南アフリカ共和国のつながり
広大な平野と見渡す限りの茶園。ここが、ルイボスの産地、南アフリカです。ルイボスの産地は、南アフリカのうち、喜望峰やケープタウンで有名な西ケープ州です。レインフォレスト・アライアンス認証のルイボスを取り扱うにあたり、私たちは現地を訪問し、取り組み状況を視察しました。
見渡す限りのルイボス茶園
南アフリカの広大な大地
ケープタウンのシンボル•
テーブルマウンテン
見渡す限りのルイボス茶園

南アフリカ共和国での取り組み
従業員の労働環境改善
農園では、「従業員は家族、継続的にハッピー」をモットーに多くの従業員が働いています。彼らは月~金曜日は農園に寝泊まりし、土日は家族のいる町に戻る生活をしています。そのため農園オーナーは、土日に従業員を町まで送迎しています。
南アフリカでは、BBQをブライと呼び、家族や仲間でブライをするのが大好きです。従業員用の住居には、ブライ施設も設けました。
この農園で6年働く、トシさん、ピキットさんは以前は、別のルイボス茶園で働いていましたが、「この農園は従業員にやさしく、町よりも農園のほうが安全で、ここに住みたいくらいだよ」と語っています。
発酵してルイボスレッドになった茶葉を乾燥させます
摘採は手作業で行います
トシさん、ビキットさんと
とても小さな小川がよみがえりました

自然環境を外来種から守る取り組み
ルイボスの産地は「ケープ植物相地域」に指定されているため、生産者はもともと環境への深い理解があり、対策も行っています。
しかし、成長の早い外来種には手を焼いており、例えば外来種であるブルーガムの木は、1日で60リットルの水を消費します。もともと水の少ない地域なので、外来種の侵食は脅威です。この農園では、年1回、2週間かけて、定期的に外来種を除去しています。その結果、枯れていた小川が復活し、川のせせらぎが聞こえるようになりました。
とても小さな小川がよみがえりました

産地メーカーとのつながり
ここは、ルイボス茶を生産者から購入、選別、殺菌、輸出する会社です。ここでもさまざまな「持続可能な取り組み」を行っています。現場オペレーターからスーパーバイザー、そして工場長補佐に昇進した従業員にインタビューしました。日本と異なり、従業員の流動性の高い南アフリカで勤続20年です。コロナ時、電車が止まってしまいました。このため、会社がバスを調達し、この従業員が運転手も兼任し、他の従業員をピックアップしました。運転手としての手当も支給されています。「アパルトヘイトの影響で生活は困難だったけど、クルマを持って国債を買える日がくるとは思わなかったよ」と言っていたのが印象的でした。



